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新しい人脈作りで失敗した話|資産家秘書時代から学んだ教訓

僕自身のこと

はじめに

「人を集めたら勝ち」──そう信じて、新しい人脈作りに夢中になった時期がありました。
資産家グループに関わり、秘書として仕えていた社長の姿を目の前で見て、「人脈さえあれば金持ちになれる」と信じ込んだのです。確かにそうだと思ったし当時の僕は現場を目の当たりにして「そうだ」と確信した。
けれど結果として僕が得たのは、怪しい人ばかりが寄ってくる現実と、大きな失敗しかできませんでした。これは行動だけではなくそもそもの考えから間違っていた。そこをできる限り詳細に残したいと思います。


資産家グループで学んだ“人脈至上主義”

資産家グループに関わり始めた頃、まず教わったのは「どうすれば金持ちになれるのか?」という問いでした。
答えはシンプルで、「自分のもとに行列ができるほど人を集められれば、勝手に金持ちになれる」

実際、僕の仕えていた社長のもとには毎日のように人が訪れ、食事会はいつも盛況でした。
僕は「これが理想の姿なのか」と感じ、どうすれば自分もそうなれるのか、毎日考えるようになっていきました。


MLMとは違うと信じていた

実はその前に、僕はMLMに挑戦して大きく失敗し、破産まで経験していました。
普通なら「もう人脈ビジネスなんてやめよう」となるはずです。
でも僕は資産家グループを“別物”だと神格化していました。

なぜなら、ここにはMLMのようなギラギラ感や強引さがなく、むしろ温かさを感じていたからです。
お金を持っていない僕を迎え入れ、豪華な食事を共にし、さらには彼女まで紹介してくれた尊敬する先輩がいた。
そこに“誠実さ”を感じ、安心してしまったのです。

ただ一方で、ビジネスを学ぶ名目で愛車を売り、100万円を支払っていたことも事実でした。
冷静に考えれば、すでに「人脈作りのためにお金を差し出す」危ういスタートラインに立っていたのです。


言葉で人を集められると信じた

MLMをかじった経験があった僕は、「どう言えば人が集まるのか」という正解が必ずあると思い込んでいました。
言葉さえ磨けば、行列ができるはずだ──そう信じ、少しばかりのお金を異業種交流会につぎ込みました。

名刺交換を繰り返し、自己紹介を工夫し、相手に刺さる言葉を探す。
けれどそこで僕の周りに集まってきたのは、怪しい人たちばかりだったのです。


異業種交流会で見た現実

「絶対儲かる投資がある」
「一緒に事業をやらないか?」
「紹介すれば収入になるよ」

そんな話ばかりが飛び交い、真剣に信頼関係を築こうとする人はほとんどいませんでした。
最初は皆、我慢して世間話をしていますが、数回、十回と顔を合わせるうちに結局は「商品を買ってくれ」「ビジネスパートナーになってくれ」という勧誘に変わる。
そこは「騙すか、騙されるか」のような場であり、僕は貴重な時間とわずかな資金を失っていくだけでした。


気づいたことと学び

この経験から僕は気づきました。

  • 短期間で人脈を広げようとすればするほど「数」を追ってしまう
  • すると同じく数を追っている人間に利用されるだけになる
  • 結局、信頼できる関係はひとつも残らない

資産家社長のもとで過ごした2年間で学んだこともあります。
本当に自分が惚れ込んだビジネスや商品であれば、「良いもの」は勝手に、相手に良さが伝わることがある。
だからこそ、MLMで成功している人間たちは、ただの口達者ではなく、日々そうした努力を積み重ねてきたのだろうと感心したものです。


成功法ではなく、失敗法を残す

僕は人脈作りで成功する方法を見つけたわけではありません。
けれど、「こうすれば失敗する」という体験は言葉にできます。

短期間で人脈を広げようと数を追えば、怪しい人間に囲まれ利用される。
交流会に通い続けても、最後は勧誘ばかりで信頼は残らない。
これが僕の残したい結論です。

だからこそ、もし集客や人脈づくりに悩んでいる方がいたら、この道は避けてほしいと思います。
必要なのは、「数を追うこと」ではなく「あなたから買いたいと思われる行動」
そんな行動を自然にできるようになれば、信頼は結果として残り、人脈も自然と築かれていくはずです。
そして、そういうあなたからなら、僕も何かを買いたいと思います。

僕は自分の商品を売ることはなくなり、また人生のやり直しフェーズですが、そう思っています。

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