今回もまた、僕は地雷を踏み抜きましたよ!!
第2話は、自動取引についての話です。暗号資産FX(為替トレード)だけでなく、アービトラージにも挑戦しました。結論から言うと、ここでも僕は持っていたお金をすべて溶かしました。もうひとつ言ってしまうと、FXの自動取引も同じで、やっぱり全滅でした。
この5年間、数えきれないほどの自動売買ツールやアプリを見てきましたが、長期的に資産を増やせているものは一度も見たことがありません。有料でも無料でも、国内でも海外でも。最初の数週間は勝てているように見えるのですが、相場が少し変わるだけであっという間に崩壊していく。そのパターンを何度も見てきました。
僕自身も例外ではなく、結果はいつも失敗ばかり。だからもしあなたが「自動取引を試してみようかな」と考えているなら、僕は羽交い絞めしてでも止めますよ、まじで(笑)。
なぜ手を出してしまったのか
理由は単純です。草コインを買ったあとは基本的に「待つ」しかなく、とにかく退屈でした。「他に何かできないか?」と調べまくるうちに、自動取引の情報が目に入ってきたのです。
ただ、調べれば調べるほど地雷だらけ。でも人間の厄介なところは、必死に探しているとどれも「良さそうに見えてくる」ところなんですよね。気づけば投資ではなく投機のほうに目が向き、しかもその変化に自分では気づいていなかったのです。
インフルエンサーが持ってくる自動取引の典型例
僕が見てきた限りでは、インフルエンサーが勧めてくる自動取引は大体この3パターンでした。あなたが同じ手に掛からないように書いておきます。
① ボタンを押すだけで勝手に取引編
これはその名の通り。口座にお金を入れて、専用サイトやMT4の「取引開始」ボタンを押すだけ。アプリが勝手に取引を繰り返してくれます。
しかし、実際は「あなたのお金が0になるまで」取引を続けるだけでした。これが本当の仕組みです。戦争や災害のような突発的な出来事で相場が急変すれば、一気に負け決済を繰り返して資金が吹き飛びます。
24時間365日チャートを見張ってオンオフできるなら回避の可能性はあるかもしれませんが、そんなことをしたら倒れてしまいますし、仮に出来るようならもっと地震の予知やミサイルの事前破壊とかが出来ちゃったりして、、、要はもっと違う分野で人様の役に立ち成功できそうですよね。
② 自動取引アプリと実トレーダーのハイブリッドEA編
こちらはもっと巧妙です。アプリがエントリーを自動で行い、“敏腕トレーダー”が遠隔で張り付いて利確や損切りを仕上げてくれるという触れ込み。「AI × プロの目」で鉄壁のシステムに見えます。
最初は本当に勝ててましたね。驚きました。月利数%、時には数十%。多少の負けはあってもトータルで資金は増える。安心して追加で入金してしまうのです。僕も例外なく、無い金を振り絞って入金し、二度と帰ってこない諭吉さんたちを見送り続けたものです涙。
しかし、ある程度資金が増えたところで流れはいきなり変わります。徐々に負けが増え、最終的には口座のお金がすべて消える。典型的なポンジスキームです。しかも海外口座を使うことが多いため、出金できないケースも目立ちます。スイッチの切り方すら教えてもらえないこともある、極めて悪質な仕組みです。FXの運用の場合、利益保証はできないので、その旨の書類に捺印させ、失っても泣き寝入りしかありません。僕もこの状態になったときはガチ泣きしましたよ。。。
③ アービトラージ編
最後はアービトラージ。複数の取引所間の価格差を利用し、安く仕入れて高く売る。その差額を利益にするというものです。一見すると、もっとも理にかなった方法に見えます。
しかしこれも危険です。利益が出れば税金が発生しますし、無法地帯のような海外口座を使うケースも多い。僕が騙されたときは、日本の口座への出金が途中から止まり、資金は永久に引き出せなくなりました。最終的にオーナーは持ち逃げ。ここでもきっちりお金を失ったのです。笑えませんけど。僕にこれを持ってきたのは、僕にマッチングアプリで可愛い彼女を作らせてくれた恩人で、当時信頼しきっていましたが、、、結局そういうオチだったんです涙
まとめ|おいしそうに見えるものほど危険
ここまで紹介した3つの仕組み──
- ボタンを押すだけで勝手に取引
- アプリとトレーダーのハイブリッドEA
- アービトラージ
どれも一見すると「簡単で確実に儲かりそう」に見えます。そして最初は本当に少しずつ利益が出ることも多い。だからこそ僕も安心してしまい、破綻しかけているくせにお金をドンドンつぎ込んでいったのです。。。
でも、結末は同じ。資金が溶けてゼロになるか、引き出せなくなるか。僕の経験上、この3つのどれかで長期的に資産を増やせた人を見たことがありません。
自動取引が怖いのは「地雷なのにおいしそうに見える」ことです。だから投資初心者ほど惹かれてしまう。でもその裏には、あなたのお金を狙った仕掛けが必ず潜んでいます。
だからこそ僕は、もし誰かが自動取引に手を出そうとしていたら、羽交い絞めしてでも止めたいと思っています。僕がすでに3つの地雷を踏み抜いて、しっかりお金を失ってきたからこそ言えることです。
もし今、あなたの目の前に「楽に稼げる自動取引」の話が転がってきているなら──この記事を思い出してください。そして、その地雷を踏む前に一度立ち止まってほしいのです。
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