FX失敗談|資金ゼロまで溶かした僕が勧めない理由

FX失敗シリーズ

導入

僕は「お金がないのにFXを始めてしまった」人間です。
MLMや仮想通貨に失敗し、次に頼ったのがFXでした。
この記事では、僕の失敗談を通して なぜFXを勧めないのか を具体的にお伝えします。


僕がFXに手を出した理由

株やFXは難しいと思っていた僕は、最初に「わかりやすそう」なMLMや仮想通貨に挑戦しました。実際にインフルエンサーたちもそう言っていた。だからそう行動したんですが
しかし当然のように失敗。その後Facebook広告をきっかけに、副業セミナーに参加したのです。

そこで出会ったのが、FXスクールでした。


魅力的すぎたスクールの仕掛け

登壇した代表講師は、まるでドラえもん映画の「カッコいいジャイアン」のようなカリスマ性。
それを支えるのは紳士的でイケメンな若手講師たち。20代で既に成功している姿に心を奪われました。

さらに、MLMがうまくいかない理由や自動売買が稼げない理由を論理的に説明され、過去の失敗に刺さりました。
「ここなら本物だ」と思い込み、僕はどんどん惹かれていったのです。


学校のような安心感と最初の成功

このスクールは運営体制も“学校”のようでした。

  • 講師とLineで直接つながれる
  • 取引のあとに的確なフィードバック(「チューニング」)を受けられる
  • 相談アポも取れる

初めての取引では、いとも簡単に利益が出ました。
負けてもすぐにフィードバックがあり、「次は勝てる」と思わされる。
気づけば「もっとやりたい」と熱がどんどん高まっていきました。


しかし現実は甘くなかった

どれだけ一生懸命やっても、結果が出なければ焦りに変わります。
僕は仕事中もチャートが気になり、含み損が出れば焦って決済。
冷静さを欠いた感情トレードで資金は減り続けました。

「頑張っているのに結果が出ない」
そう思うほど自己中心的な解釈を繰り返し、どんどん負のスパイラルに陥っていったのです。


深みにハマる選択

スクールはステージ制でした。

  • 初級&中級:50万円(1年サポート)
  • 上級:200万円(生涯サポート+追加ロジック)

「本気でやるなら上級しかない」と錯覚した僕は、転職時にもらった退職金をほぼ全額投入。
トータル250万円を支払い、「一生かけてFXの腕を磨く」と決意しました。

しかし手元に残ったのは、たった50万円。
ここから崩壊が始まったのです。


さらに悪循環へ

残金50万円程度では勝負にならない。
それでも「兼業だからダメなんだ」と思い込み、片道3時間の通勤中にチャートを見続けました。
仕事中もトイレで睡眠を取りつつチャートを確認する生活。

気持ちは昂るが、お金は増えない。
「僕はもっと報われていいはずだ」という謎の思想に支配され、感情トレードを繰り返しました。

やがて講師に弱音ばかり吐くようになり、本業でもメンタルは消耗。
それをまたトレードにぶつけ、さらに負けるという悪循環。

最終的に全財産を失い、そこでようやく我に返ったのです。


FXがシンプルだけど過酷な理由

一見、FXは「上がるか下がるか」の50%に見えます。
しかし実際は、資金力・メンタル・リスク管理が揃わないと勝ち続けられません。

お金がある人は、10万円を失っても生活に影響がない。
お金がない人は、同じ10万円で生活が破綻します。
同じトレードでも、心理的余裕の差が結果を分けるのです。


僕がFXを勧めない理由

  • 余裕資金がなければ冷静なトレードは不可能
  • 「兼業だからダメ」「専業なら勝てる」というのは幻想
  • 感情に支配された時点で、破滅は時間の問題

僕は250万円を投じ、最終的にゼロにしました。
だからこそ、自信を持って「FXは勧めない」と言えるのです。


まとめ

FXは理屈上はシンプルでロマンもありますが、現実は資金とメンタル次第。
お金がない人が始めれば、必ず感情トレードに陥り、僕のように破滅します。

この失敗談が、あなたの「回避ルート」になればうれしいです。

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