僕の失敗全集|敗先(パイセン)からのご挨拶

はじめまして。
このブログを書いている、Mottyと申します。

今の僕は、40代独身。
社員20名足らずの町工場で、エンジニアとして働いています。
すごい事業をやっているわけでも、投資で成功しているわけでもありません。
ただの、無名のサラリーマンです。

でも――
人より2回多く、経済的に“死んだ”経験があります。

この記事では、僕がなぜ今になって、自分の失敗を言葉にしようと思ったのか。
そして、どんな人生を歩んできたのかを、少しだけお話しさせてください。


◆ 二度、経済的に“死んだ”男の話

これまで僕は、二度、一文無しになりました。
そのうち一度は、自己破産という形です。

1回目は完全に自業自得。
若さと勢いに任せてお金を使い倒し、現実から目をそらし、気づけば貯金ゼロ。
遊びに夢中になって、自分を壊していました。

でも、2回目は違いました。

「人生を立て直したい」
「ちゃんと、まっとうに生き直したい」
そう思って必死に動いた結果――また所持金がゼロになっていました。

努力すれば報われると思っていた僕には、あまりにも苦い現実でした。


◆ それでも、やり直したかった

2023年の春。
僕は“子供部屋おじさん”として実家に戻り、仕事もお金もない状態でした。

履歴書には空白が目立ち、面接には落ち続け、周囲の目も冷たかった。
「結婚もしてない」
「貯金もない」
「いい歳して派遣かよ」──そう思われても仕方ない。実際、その通りだったから。

でもそれでも、もう一度、やり直したかったんです。


◆ 真面目に生きても、うまくいかないことがある

僕はこれまで、ずっとこう思ってきました。
「イイやつが幸せになるべきだ」
「人に迷惑をかけず、誠実に生きよう」と。

でも、その結果が、二度の破綻。
真面目に生きても、報われないことはある。
それが、僕が経験した現実でした。


◆ 僕が今、こうして文章を書いている理由

じゃあ、なぜ今になって、こんな記事を書いているのか。

2023年当時の僕は、
2度も一文無しになったことが恥ずかしくて、とても発信なんてできませんでした。

「こんな自分が何か語っていいのか?」
そんなふうに自分を責め続け、ずっと黙っていました。

でも、ある時期から少しずつ心が変わりました。

「それも経験だよ」と、過去を否定せずに受け止めてくれる仲間ができたんです。
その言葉に救われ、ようやく「語ってもいい」と思えるようになりました。


そして最近、改めてこんなことを考えるようになりました。

たぶん、“いい人”でいるだけでは、人生を満足して終えられないんじゃないか。

真面目に働いていても、これからリストラにあうかもしれないし、
何かに裏切られるようなことが起こるかもしれない。

サラリーマンとして再スタートを切った今、また通勤電車に揺られる生活に戻りました。
相変わらず、死んだような目をした人たちが車内を埋め尽くしていて、
「この人たち、何が楽しくて生きてるんだろう?……あ、僕もか」って思ったり。笑

でも、それじゃやっぱり、つまらんよなあって思ってしまう。

2回多く死んだ僕には、何の価値があるんだろう?
そんなことを、何年もYouTubeを見ながら考えていました。

ふと気づくと、芸能人じゃない普通の人たちが、日々の過ごし方を発信していて、
それを楽しみに見ている人たちがたくさんいる。

僕にそこまでの価値があるかはわからない。
でも、同じようにまじめに生きてきた人が、
僕の姿を見て「こういう失敗は避けよう」と思ってくれたら、それで十分。

そんな気持ちで、今こうして、PCに向かって文章を打っています。笑


◆ これが、僕の届けたいメッセージです

このブログを書くのは、イイやつであろうとするあなたに、同じ失敗をしてほしくないからです。

まじめに生きている人ほど、見えない落とし穴に気づかずにハマることがある。
僕の失敗が、そんな誰かの**“落ちないための地図”**になれたら──それだけで十分です。

「こういう失敗もあるんだな」と思ってもらえるだけでも、意味はあると信じています。


◆ そして、ひとつお願いがあります

僕は2回死ぬことで、ようやく気づきました。
「こうすれば失敗する」という道を、自信をもって語れるようになったんです。

以前の僕は、何かを信じたくて、誰かに近づきたくて、よく考えずに動いては失敗してきました。
でも今は、自分の言動に**ようやく“精度”と“確信”**を持てるようになってきた気がしています。

もちろん、未来のことなんてわかりません。
だけど、もしあなたが今後、

「なんかおいしすぎる話だな」
「これ、普通じゃ考えられない投資だな」

……そんなふうに**“あれ?”と思う瞬間に出くわしたら、
どうか
この2回も死んだアホな僕のことを思い出して**ください。

そして、こう思ってほしいんです。

「こんなふうに失敗した奴がいたな」
「自分は、同じ失敗はしないぞ」って。


◆ 僕の失敗で、あなたが転ばないように

これからこのブログでは、
僕が経験してきた失敗を、一つひとつ言葉にして残していきます。

うまく生きようと取り繕うことも、もうやめました。
正直に、ありのままに。

僕の残した失敗を使って、あなたがその“落とし穴”を埋めて、踏みしめて、前へ進んでいってくれたら。
それが、僕の人生が無駄じゃなかったと思える理由になります。

読んでくれて、ありがとう。
以降の記事を通して、読者のあなたが失敗する選択を減らせる根拠となってくれたら嬉しいです。

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