僕は今もこのことに悩んでいる
僕は今も、このことに悩んでいます。
張本人の僕が、45歳になろうとする今でも、まだ答えは出ていません。
世の中には、やたらと正解を語る人がいます。
「こうすれば成功する」
「人生はこうだ」
僕はそういう人たちを、何度も胡散臭いと思ってきました。
そしてよく聞くこの言葉がありますね。
「先出しギブの精神を持ちなさい」
これを吐く人間のことも。
でも、それらを「胡散臭い」とわかっていたのに、
ギブを先出しできなかったのは僕のほうでした。
少しだけ本気でギブ側に立とうとした仕事があった
少しだけ、心の底から入れ込んだと思える仕事があります。
「ギブを先出しできる人間になろう」
そう思って動いたのが、41歳の頃にやっていた秘書の仕事でした。
結果的に僕は、そこをクビになりました。
でも不思議と、そのときは違ったんです。
本気で取り組んだ。
命懸けでやった。
だからこそ、クビになった瞬間も、
悔しい。
でも、悔いはない。
次に行こう。
そう思えました。
たぶん初めてでした。
「見返りがあるかどうか」じゃなく、
「自分が出せるものを全部出す」ことに集中できたのは。
ギブを先出しできないのは、ある意味仕方ない
これ、ある意味仕方ないことだと思っています。
なぜなら会社で働いていると、
「先にギブを出す」
よりも、
「先に見返りを求められる」
構造になっていることがほとんどだからです。
現場ではこういう感覚が生まれやすい。
給料がこれだけだから、責任もここまででいい。
僕はここまでしかやらない。
ギブを先に出したとしても、
見返りがある保証なんてどこにもありません。
僕自身、最初の会社ではそうでした。
いくら先回りして動いても、
いくら背負っても、
給料は上がらなかった時代があった。
会社の評価制度もだいたいこうです。
・〇〇ができたら昇給
・できなければ査定ダウン
こういう仕組みだと、
“先に渡す”より
“条件を満たす”が優先される。
そうなっちゃうよな、と今は思います。
まして、やりたくない仕事で入った会社ならなおさらです。
ただ耐えるだけでは消耗してテイカーになる
だからといって、
「こんな組織から今すぐ抜けよう」
という結論が現実的かと言えば、そうでもない。
生活がある。
家賃がある。
次が決まっているわけでもない。
ある程度は耐える局面が必ず出てきます。
でも──
ただ耐えるだけでは消耗してしまう。
そして人は、消耗するとテイカーになってしまう。
僕はそれを、自分で経験しました。
特にお金を失ったばかりの頃は顕著でした。
「自分はこんなにやっているのに、なんであいつだけが報われるんだ?」
「なんで俺だけ、こんな目に遭わないといけないんだ?」
気づけば僕は、どんどん不機嫌になっていった。
これは完全に悪循環です。
不機嫌になる。
周りが遠ざかる。
孤立する。
さらに不機嫌になる。
僕は実際、社長にも見透かされて叱られたことが何度もあります。
自分以外の人間には、
僕が不機嫌になっている理由なんて分からない。
そして不機嫌を見せるメリットなんて何もない。
相手にとっても。
まわり回って自分にとっても。
不機嫌は伝染する(通勤電車のオッサンの話)
思い出してみてください。
朝の通勤電車で、機嫌が悪いおっさんって多いですよね。
あれを見るだけで、こっちまで気分が沈みませんか?
機嫌が悪い人間の周りにいる人の表情が浮かないのは、これが理由です。
そして僕は気づきました。
そういう空気をまとった人間の周りには、
似たような顔をした人間しか集まらなくなる。
不機嫌は伝染する。
そして世界が狭くなる。
じゃあどうすればいいのか?(まず余裕を作る)
僕もまだ取り組み中なので、明確な答えを出すことはできません。
ただひとつ言えるのは、
あの“不機嫌なオッサンの流れ”に飲まれない自分を作ること。
そのためにはまず、余裕が必要でした。
お金を貯める。
少しでも早く余裕を作る。
月5万円以上貯められたら最高です。
貯金が数十万円レベルの方は目標100万円。
ほとんどない方は目標10万円。
一番左の桁を「1だけ増やす」。これを繰り返す。1000円なら2000円にする。これです。
これができた瞬間、体感としてレベルが1つ上がります。
お金より簡単にできることもある(通勤を変える)
もうひとつ、僕がやってよかったことを共有します。
通勤で電車を使う場合、僕は少し早く出社して混雑を避けました。
満員電車を避けるだけで、朝の消耗が全然違う。
フレックスの会社なら早く行けば早く帰れる。
帰りの電車も少し空いている。
まずは、いつもより1本だけ早い電車に乗る。
それだけで感覚が変わります。
稼いでも救われなかった時代があった
最初はしんどいです。特に初動は。
まずは1日だけやってみてください。
それを途切れてもいいから3日繰り返してみてほしい。
少しずつ、自分を大事にできるようになります。
そして、その時間の中で考えてほしいんです。
どうやってお金を稼ぐか。
どうやって余裕を作るか。
僕は昔、無計画に残業しまくっていました。
今より1.5倍くらい稼げていた時期もありました。
でもその頃の僕は、まったく余裕がなかった。
財布に穴が空いていたからです。
- 深夜のストレス発散の飲食
- 自腹でタクシー帰宅や不要なホテル宿泊
- 気晴らしの衝動買い
- 自腹でマイカー通勤(盛大に勘違いしていました)
- 朝もテキトーに起きて自分をいたわらない
ただ稼ぐだけではダメなんです。
余裕がない人間は、回収しようとしてさらに浪費する。
僕はその悪循環に気づけませんでした。
浪費についてはこちらの記事も読んでみていただけたら嬉しいです。
お金での失敗はこちらにも詳しく書いていますので良かったら読んでみてください。
締め|まずは自分を守るところから始めてください
ここまで読んでくれたあなたには、こうなってほしくない。
まずは揺るがない基盤を作ってほしいと思います。
生活防衛資金。
少しの余白。
不機嫌にならないための余裕。
それができたとき、初めてギブを先出しできる側に回れる。
僕はそう信じています。
満員電車に乗っている不機嫌なオッサンの流れに飲まれないために。
まずは、あなた自身を守るところから始めてください。


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