真面目に生きてきた人ほど、
ある日突然「全部なくなった瞬間」に、身動きが取れなくなります。
これは精神論でも、性格批判でもありません。
構造の問題です。
僕自身も、
「ちゃんと働いて」「ルールを守って」「評価される側でいよう」としてきました。
それが正解だと、ずっと信じていました。
でも、何もかもが崩れた時、
真っ先に詰んだのは「サボってきた人」ではなく、僕のような真面目な側でした。
今日はその理由を、できるだけ言語化します。
真面目な人は「1本の柱」に全振りしやすい
真面目な人ほど、こう考えます。
- まずは会社で評価される
- 収入は給与で得るもの
- 問題が起きたら上司や組織が何とかしてくれる
- 正しくやっていれば、いずれ報われる
この考え方自体は、会社が安定しているうちは機能します。
でも同時に、致命的な弱点があります。
それは、
人生の土台を「会社1本」に置いてしまうこと
です。
収入、肩書き、人間関係、自己肯定感。
全部が「所属」に紐づいている。
だからその柱が折れた瞬間、
同時多発的にすべてが崩れます。
真面目な人ほど「逃げ道」を持たない
不思議なことに、
- 要領よく立ち回る人
- サボり癖がある人
- 副業や趣味に逃げている人
こういう人たちの方が、
何か起きた時に生き延びやすい。
理由は単純で、
彼らは無意識のうちに「分散」しているからです。
一方、真面目な人は違います。
- 副業は本業に集中できなくなるからやらない
- 会社のルールがあるから動かない
- 迷惑をかけたくないから相談しない
- 我慢すれば何とかなると思ってしまう
結果、
自分で自分の逃げ道を全部潰している状態になります。
「評価される側」に慣れすぎている
真面目な人は、
ずっと「評価される側」で生きてきています。
- 正解を探す
- 指示を待つ
- ダメ出しを恐れる
- 失敗=価値が下がると思ってしまう
だから、
- 会社を辞めたら何をしていいか分からない
- 誰にも評価されない場所に立つのが怖い
- 自分で決めることに強いストレスを感じる
という状態に陥りやすい。
これは能力不足ではありません。
環境依存が強すぎただけです。
真面目な人は「自分で自分を助ける訓練」をしていない
一番きついのはここです。
真面目な人ほど、
- 困ったら助けてもらえる
- 正しくしていれば守られる
- 誰かが気づいてくれる
と、どこかで信じています。
でも、
現実はかなりドライです。
- 組織は個人を守りきらない
- 正しさは結果を保証しない
- 苦しんでいても、言わなければ伝わらない
だから何もなくなった時、
自分で自分を救う筋肉が育っていない。
これが「詰む」正体です。
真面目に生きてきたこと自体は、間違いじゃない
ここまで読むと、
「真面目に生きるのが悪いみたいだ」と感じるかもしれません。
でも、そうではありません。
問題なのは、
真面目 “だけ” で生きてきたこと
です。
真面目さは、本来「武器」です。
ただし、それは複数の軸があってこそ活きる。
詰まないために、今からできること
大きなことをやる必要はありません。
- 会社とは関係ない小さな活動を持つ
- お金にならなくても、自分で決めて動く経験をする
- 評価されない場所に、あえて身を置く
- 「助けて」と言う練習をする
これだけでも、どれか一つだけでもいいのでやってみれば
人生の耐久性は確実に上がります。
簡単に言えば、やる前よりも楽になれます。
最後に
真面目に生きてきた人ほど、
何もなくなった時に苦しみやすい。
でもそれは、
壊れやすい設計のまま、全力で走ってきただけです。
あなたがダメだったわけじゃない。
これからは、
壊れても立ち直れる構造で生きる
それを一緒に作っていけばいい。
真面目に生きてきた人ほど、
立て直した後は、ちゃんと強いです。


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