時間を奪う人間と対峙して失敗した話|半沢直樹はドラマが一番楽しい

僕自身のこと

別記事で色々と付き合って後悔した人間たちをリストアップしましたが、特に濃かった人間で付き合って失敗した体験談を残しておきますね。

はじめに

結論から言いますね。
相手にした時点で、もう失敗でした。

僕は今こう思っています。

  • 大切な仲間なら、たとえ馬鹿話であっても、楽しくいくらでも時間を使っていい。
  • でも、アホ・死神・泥棒といった人間には、1秒たりとも渡さない。

理想はゼロ分。もし会話してしまっても、脳に痕跡すら残さない。そう決めて生きていくことにしました。

だから、ここで書いたような人間とは付き合わず、あなたは大切な時間を楽しく生きてくださいね。


アホ・死神・泥棒とは?

僕がよく使う「アホ」「死神」「泥棒」という言葉には、それぞれ意味があります。

  • アホ → あなたの足を引っ張り、脳に傷をつける存在
  • 死神・泥棒 → あなたの人生の大切な時間を奪い、盗んでいく存在

これは僕が尊敬している方が使っていた表現で、ものすごく共感したので、僕もありがたく使わせてもらっています(笑)。


僕が相手してしまった“時間泥棒たち”

メンヘラをかましてくる20歳上のオッサン(1社目)

僕の1社目で、もっとも脳にこびりついているのがこの人間です。

こいつしか持っていない「資格」というものがあり、仕事を進めるには避けて通れませんでした。
だから僕は第一歩目から間違えたんです──「顔色を伺いながら」近づくスタンスを取ってしまった。

本来ならリーダーに任せておけばよかったのに、当時の僕は「自分もできるようになりたい」なんていう余計な前向きマインドを発動させてしまい、見事に罠にハマりました。

歴代の先輩方も、この「資格」のせいで、ずっと彼に“お伺いスタンス”を取ってきたようです。だから彼はとにかく偉そう。少しでも気に入らないことがあれば、すぐにデスクへ電話をかけてきて、一度出れば1時間以上の謎の説教タイム。下手すれば丸一日。

しかもその内容の半分は彼自身の間違いや勘違い。でも、上司も同僚も黙認しているからやりたい放題。

極めつけは、僕が買ったばかりのゴルフウェアやゴルフ道具にまで「それ、くれよ」と言い出したこと。のらりくらり逃げていたら最終的にはガチの説教になり、結局上下2着ずつ“差し出す”ことになりました。

これはもうホンマものの恐喝と泥棒ですよ。2回りも年上で服まで取る追い剥ぎみたいな存在を野放しにしていた会社に、心底絶望しました。


22時に「できませんでした」と電話してくるオッサン(1社目)

この人は「管理」の仕事をしていました。

当時の僕は他社と自社を行き来しながらプロジェクトを進めていて、彼の役割は「別の会社で製作した部品を僕たちに渡す」だけのシンプルな橋渡しでした。

ところが、なぜか彼が絡むと部品が来ない。
調べてみると、原因は全部うちの会社で、しかも指示が彼のところで止まっていたのです。僕が取引先に直接足を運び、事実を確認して判明しました。

僕は彼を叱りました。すると一応報告するようにはなったのですが、今度は毎晩22時頃に社用スマホが鳴る。
「できませんでした、どうすればいいですか?」──これが毎日のように繰り返されました。

最初は丁寧に説明しましたが、一向に改善せず。同じ質問のループ。理解できないのか、する気がないのか。こちらも相手にする気力がなくなっていきました。

ところが役員からの質問はすべて僕に集中。余計な仕事が増え、本来の業務とのバランスは崩壊。

その後の転職活動で某自動車メーカーの面接を受けた際、面接官からこう言われました。

「それ、あなたの仕事じゃないよね? 余計なことばかりして……貴方からはもっと技術的な話が聞けると思っていたのに残念だ。」

はい、完全にマイナス評価。涙。
丁寧に説明していたとき「この人は話せばわかるかも」と一瞬でも思った自分を、心の底から後悔しました。


21時から延々と語り出す社長と、その子分(社長秘書時代)

これは一度目の一文無しから立ち直り、人並みの収入が復活してきた頃のことです。

正直に言えば、この社長とその子分には確かに救ってもらいました。そこは感謝しています。
でも今は関係を断ちました。理由は──表と裏の顔が極端すぎたから。

資産家の前ではスネ夫のように従順。資産家が去るとジャイアンに豹変。子分はその横でさらにスネ夫役。
そんな構図の中で、夜の21時から延々とトークが始まり、

「アイツはこれだからダメなんだ」

「社長、そうですよね!だから◯◯させればいいと思うんですがどうでしょう?俺がやらせますよ」

とか。。そもそも人間をモノのように指すのって奴隷とかそれ以下の事を指してるように僕には見えるので、僕は好きじゃなくて、価値観が合わないんですよね。。

しかし僕は我慢してただただ黙って聞き続けるしかなかった。

最終的には僕が先に資産家のもとを去り、その後でこの2人も離れていきました。
でも今でも僕に対してのLINEにはマウントを感じる。特にスネ夫のスネ夫のほうは、僕のことを後輩であるかのような上から目線がひどい。そもそも10歳近く年上なのに「ちゃん付け」って。。。もう貴方の部下じゃないよ僕は(笑) 恩を差し引いても、本当に不愉快。

僕は連絡先をすべて消去しました。器量不足だと思われるかもしれませんが、僕は奴隷になるために働いていたわけじゃない。そこだけはご勘弁願いたい。

無理に誰かに好かれようとする必要はないけど、必要以上に嫌われに行く必要もない。

あなたには、もっと穏やかに生きて欲しいと思います。


否定してマウントをかましてくる大学時代の同級生

彼は大学の同級生。とにかく僕より上に立ちたいタイプでした。

久々に再会したとき、僕が「おー、元気?」と声をかけても、返事はなし。違和感しかありません。
大学時代は養分キャラで嫌われたくなくて下手に出ていた僕も、さすがに社会人になってからの態度にはモヤモヤしました。

彼は大学院を経て超有名メーカーに就職。おそらく高給。そのあたりをうまくネタにマウントを取ってくる。

  • 僕が美味しいと紹介した店を予約すると、次は2ランク上のレストランを予約してくる
  • ガールズバーで延々と自慢話
  • 別れ際に「また飲もう」と声をかけても、無視してスッと消える

最後の方は心配が勝ちました。
「こいつ大丈夫か?友達いないんじゃないか?」──そんな風に思ったくらいです。

結局は、僕自身の精神衛生のためにLINEをブロック。
はい、この種の人間に時間を割くのはもうやめました(笑)。


一緒にいても楽しくない人との付き合い全般

僕は長い間「養分キャラ」でした。嫌われないように我慢して合わせるのが癖になっていた。

  • 遅刻されても笑って流す
  • 冷やかされても自虐で場を和ませる

そんなことばかり繰り返してきました。

でも今は違います。
正直、全く楽しくない。もう顔にも態度にも出てしまいます(笑)。

「嫌われる勇気」がベストセラーになっていますが、まさにその通り。余計な我慢をせずに生きる方が、1人でも人生は楽しい──そんな境地にたどり着きました。

だから今は、こう決めています。

  • 不愉快なことを我慢しない
  • マウントされても我慢しない
  • 喧嘩するわけではなく、黙って消える
  • SNSも見ない

一緒にいて楽しいと思える人は、人生のフェーズで変わるもの。引きずる必要もないし、多くなくてもいい。

僕は二度死んでようやく気づきました。
だからこそ「それを超えて楽しい」と思える人は大切にするし、いくらでも時間を割く。
今は“価値”というものを意識して生きています。いい意味で、です(笑)。


なぜ相手してしまったのか

僕がこういう人たちに律儀に相手してしまった理由はシンプルです。

「嫌われたくなかった」から。

「この人なら変わってくれるかもしれない」と淡い期待もありました。
でもそれは中学時代のいじめ経験からインストールされた思考回路でした。

  • 嫌われたら居場所を失う
  • 自信がないから合わせるしかない

そんなプログラムを、僕は長いこと背負っていたのです。


今の僕の考え

二度も一文無しになり、“二度死ぬ”経験までした僕は気づきました。

  • 周囲にビビる必要なんてない
  • 誰かに嫌われることにビビる必要もない
  • 自分の人生は自分で決め、責任も自分が負う

40歳を過ぎて痛感したのは、体力だけじゃなく「脳の容量」にも限界があるということ。
だから限られた容量に「害」をインストールする必要はない。

アホ・死神・泥棒に、僕のメモリを1バイトたりとも渡すわけにはいかないのです。


まとめ|半沢直樹はドラマだけで良い

結局のところ、時間を奪う人間に正面から挑んでも、相手は変わりません。
自分だけが消耗するんです。

だから僕は今、こうはっきり言えます。

半沢直樹はドラマだけで良い。

(補足)ドラマは大好きです(笑)。何十回見たかわからないくらい。

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